アラート管理と通知
Cockpit の監視システムは、サーバーや仮想マシン(VM)の健康状態をリアルタイムでチェックし、異常が発生した場合には自動的に管理者に警告メッセージを送信します。
アラートの仕組み 🚨
💡 たとえ話:車の警告ランプとセンサー
Cockpit のアラートシステムは、現代の車のセンサーとダッシュボード表示に似ています:
- 検知 (センサー): Cockpit のバックグラウンド監視プロセスは、車の水温計や空気圧センサーのように動作し、物理サーバーの CPU 負荷、温度、ハードディスク残量や VM の状態を常に読み取ります。
- 評価 (境界値ルール): 車のコンピューターが、数値が安全な範囲内にあるか判定します。例えば「CPU温度が90度以上を5分間超えたら、警告を出す」といったルールです。
- 配信 (アラーム音): システムが警告方法を決定します。ダッシュボードに警告マークを点灯させたり、警告音を鳴らしたりします(管理者へのメール送信や、監視システムへのアラート連携)。
警告の重要度レベル (Alarm Severity Levels)
アラートは重要度に応じて4つの色に分類されており、対応の優先順位を判断しやすくなっています:
- 情報 (🟢 緑 / Info): システムが正常に動作していることを示す標準的な更新情報(例: バックアップの正常終了、データベース同期の完了)。
- 警告 (🟡 黄 / Warning): 今すぐシステムが停止するわけではないが、確認が必要な軽微なイベント(例: ハードディスクの空き容量が残り15%、サーバーの応答が少し遅い)。
- 重要 (🔴 赤 / Critical): 早急な対応が必要な深刻な問題(例: 物理サーバーとの接続切断、仮想マシンのクラッシュ)。
- 致命的 (💥 暗い赤 / Fatal): サービス全体の停止につながる重大な障害(例: ストレージが完全にオフラインになった、サーバーの電源が落ちた)。
通知の設定方法
Cockpit からの警告を、メール(SMTP)やネットワーク監視シグナル(SNMP)を利用してチームに通知できます。
1. メール通知の設定 (SMTP)
アラートをメールで受け取る設定手順は以下の通りです:
- 管理者として Cockpit にログインします。
- Settings > Notifications > Email に移動します。
- 会社のメールサーバーの接続情報を入力します:
- SMTP Host: 送信に使用するメールサーバーのアドレス(例:
smtp.corp.awan.io)。 - Port: 通常は
587(安全な TLS 接続)または465(SSL 接続)。 - Authentication: 送信用メールアカウントのユーザー名とパスワード。
- Sender Address: 警告メールの送信元として表示されるアドレス(例:
alerts-noreply@corp.awan.io)。
- SMTP Host: 送信に使用するメールサーバーのアドレス(例:
- Recipient Rules(受信ルール)を設定し、重要度に応じて誰にメールを送るか選択します(例: 警告レベルはヘルプデスクに送り、重要/致命的レベルはシステム管理者の携帯用アドレスに送る)。
2. ネットワーク監視システムへの連携 (SNMP トラップ)
Zabbix や PRTG など、会社全体で利用しているネットワーク監視盤にアラートを転送したい場合:
- Settings > Notifications > SNMP に移動します。
- 送信先(SNMP Target)を指定します:
- Target Host: 監視サーバーの IP アドレス。
- Port: 通常は
162(標準の SNMP トラップ受信ポート)。 - Community String: 送信を許可するための暗号フレーズ(通常は
publicまたは指定された文字列)。 - SNMP Version: v2c または 暗号化に対応した v3 を選択します。