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コマンドラインツール (CLI) リファレンス

Cockpit のコマンドラインツール(cockpit-cli)は、サーバー上で直接テキストコマンドを入力して Cockpit の設定や修理を行うためのツールです。

  • 💡 たとえ話:楽屋裏のリモコン CLI は、Cockpit の「舞台裏」を直接操作するリモコンのようなものです。ウェブ画面の操作ミスで自分のアカウントをロックアウトしてしまった場合や、サーバーの初期セットアップをスクリプトで自動化したい場合に、サーバーの黒いコマンド画面(ターミナル)から実行します。

1. セットアップと起動

データベースの初期設定 (cockpit-cli init)

  • 何をするか: データベースに必要なテーブルを作成し、最初の管理者アカウント(管理者名とパスワード)を作成します。
  • 使うタイミング: Cockpit を初めてサーバーにインストールした際に、一度だけ実行します。
bash
cockpit-cli init --config /etc/cockpit/cockpit.conf

サーバープログラムの開始 (cockpit-cli run)

  • 何をするか: Cockpit の管理サービス(デーモン)を開始します。
bash
cockpit-cli run --config /etc/cockpit/cockpit.conf

2. ユーザーアカウントの管理

ユーザーの新規作成 (cockpit-cli user create)

  • 何をするか: ウェブ画面を使わずに、新しいローカルユーザーを作成します。
bash
cockpit-cli user create --username "admin" --email "admin@corp.awan.io" --role "super-admin"

パスワードの再設定 (cockpit-cli user reset-password)

  • 何をするか: 指定したユーザーのパスワードを変更します。
  • 使うタイミング: 管理者パスワードを忘れてしまった場合や、ログイン失敗の繰り返しでアカウントがロックされた場合。
bash
cockpit-cli user reset-password --username "admin" --password "newsecurepassword"

3. 物理サーバーの登録

登録サーバーの一覧表示 (cockpit-cli host list)

  • 何をするか: データベースに登録されている物理サーバー(Vaporホスト)とその接続状態を表示します。
bash
cockpit-cli host list

物理サーバーの追加登録 (cockpit-cli host add)

  • 何をするか: 管理対象となる新しい物理 Vapor サーバーを Cockpit に接続します。
  • 指定する値: サーバーのアドレス(--hostname または --ip)と、接続用のセキュリティー --token です。
bash
cockpit-cli host add --hostname "vapor-node-01.corp.awan.io" --ip "192.168.122.203" --token "VaporAPITokenString"

4. 診断とトラブルシューティング

データベース接続の診断 (cockpit-cli cluster status)

  • 何をするか: Cockpit がデータベースに正常に接続できているか、テーブル構造が最新かを確認します。
bash
cockpit-cli cluster status

管理権ロックの状況表示 (cockpit-cli locks list)

  • 何をするか: 複数の管理サーバーを稼働させている場合、現在どの管理サーバーがどの物理サーバーの管理権を握っているかの一覧を表示します。
bash
cockpit-cli locks list